公定法を 全自動化して 迅速化しています。
マイクロコロニー法を採用した MicroBio μ3D AutoScanner(pdf download)
[タイムラプス影像解析に基づく]
当社は、微生物検査の技術開発にあたって、検査システムの構築 を次のようなテーマを達成するものとして設定しました。
技術開発をするとき、生菌を検出するのに一番よい検出要素は何かを検討しています。
(※ 創業以前から)
そして、CO2の検出とコロニーの検出が生菌検出としては歴史的な実績と1微生物を検出するには最も適しているという結論に至っています。
つまり、従来の標準培養法を採用し、全自動化と迅速検出を達成しています。
CO2の検出
さらに、微生物検査を 定性試験 と 定量試験 に分けて検討しています。
そして、増殖程度を数値化してグラフで表示できるようにしています。
CO2とコロニーの検査要素がどの培養法に適しているかを検討したとき、液体培地と寒天培地がそれぞれ適しています。
そして、全自動微生物迅速検出法として開発されたのが、
センシメディア迅速検出法 (定性試験用);
タイムラプス影像解析法 (定量(定性)試験用);
になります。
こうして生菌検査システムを構築するとき、生きた微生物が試験する試料中に存在しないことを確認するには「1微生物」でもいたら、培養すれば「この時間までに反応する」ということを検証して明確に把握しておく必要があります。
無菌検査では、検査が終了したときは何も起きない(生菌がいない)ということで、菌がいないことを確認していることになります。
ということは、培養したとき、検出するときには、検出システムの精度と再現性が良い必要があります。
結局のところ、システムの検出性能は液体培地や寒天培地の性能と品質に依存していることになります。
システムが培地に依存しているということは、システムが培地の性能の違いが分かるということになりますので、このシステムを使用すれば、培地の性能を評価できることにもなります。
センシメディア迅速検出法もタイムラプス影像解析法も培地の性能をグラフで表示できますので、培地性能を確実に評価できます。
検査(陰性試験)は「逆も真なり」です。
性能が良い培地を使用して培養法を自動化し、培養しながら速く確実に検出する再現性の高い方法を開発し、その時間までに何も起きないことを確認すればよいということになります。