【タイムラプス影像解析法】全自動迅速微生物検出法： 寒天培地培養法(公定法)を全自動化し、ﾏｲｸﾛｺﾛﾆｰを迅速に検出してｺﾛﾆｰｶｳﾝﾄも正確です。

この技術は、検査開始時点から、寒天培地を培養しながらモニターし、マイクロコロニーが出現してきたら成長を確認して計数し、コロニーカウントグラフを自動的に作成するというものです。30分ごとに培養されている寒天培地シャーレ全体をモニターしていますので、リアルタイムの生菌検出が実現でき、菌検出時には自動的にe-mailや電話連絡をすることができます。寒天培地は、表面塗抹あるいは混釈でもよく、この方法は、従来の培養法そのままで、全自動で迅速に微生物検出とコロニー計数を実施します。
※ PHARM TECH JAPAN　(Vol.32 No.14 Dec 2016) に掲載されました「寒天培地培養法の迅速化を可能にしたタイムラプス影像解析法」の論文記事に技術内容が詳しく説明されています。

特長

• 従来の培養法を自動化しているだけです。
• 使い方がかんたん （寒天培地をセットして、検査を開始するだけです。)
• コロニー検出は迅速です。 （マイクロコロニーを検出しています。）
• 表面塗抹も混釈も同様に検査できます。
• フィルター法でも同様に迅速微生物検査ができます。
• 寒天培地の性能は、グラフで厳密に評価できます。
• 培地のイメージは30分ごとに取得され、磁気媒体に保存されています。
• コロニーの増殖状況は、検査後あるいは検査中でも、時間を遡って確認検証できます。
• 食物残渣などの影響がなく、１コロニーレベルの検出計数精度を持っています。
• 近傍のコロニー同士が重なり合ってもコロニーを正確に計数します。

タイムラプス影像解析法は、当社創業者の小川廣幸(博士(工学))により発明された方法です。
（※ ディジタル顕微鏡法として確立されて、その後、方法名が変更されています。）　
MicroBio μ3D 全自動迅速微生物検出装置は、この迅速検出法により、あらゆる面で従来の寒天培地の培養法を自動化している世界初の迅速検出装置で、現行の規制慣行に適合し、すべての微生物試験アプリケーションに対応していて正確な試験結果を早く得ることができます。